2008年2月14日木曜日

文藝春秋0803号

 これから毎号感想文を書こうと思う。インスピレーション、メモ書きレベルのものを残すことにする。印象に残らなかった記事に関してはあきらめる。そのイキオイ。ネタバレなんて全開。後で自分が見なおして思い出せるレベルのものを書く。
 たくさん書こうと思えばいくらでも書ける正確なので、TOP3に絞ることにする。

日本よ、「京都議定書」を脱退せよ by 武田邦彦
 これはおもしろい。一度読んでおく価値がある。環境問題と経済、国際取引など、一度目を通しておけば、かなりこの問題についての理解が深まると思われる(武田先生フィルターがかかっているとしても)。

ローマ法王と昭和天皇の出会い by ヨゼフ・ピタウ
 法王、天皇、ヴァチカン、第二次世界大戦、原爆、共産主義崩壊・・・こういう言葉に無意味グラッとしたり、背筋がゾクゾクとくる子はよんどけ。こういう方々がどういうことを尊いと思うか、すごいとかがそれなりにわかる。法王の若いころはゲシュタポの目を盗んで地下劇場で芝居の練習をするという演劇青年だったらしい。演劇青年と4文字だけみればなんか軽い感じがするのだが・・・。
 さすが元演劇青年のキメル台詞はかっこいい。

 神様、私の声を聞いてください。私の声は戦争で、原爆で、お父様を亡くした子供の声です。主人を亡くした妻の声です。お母様を失った子供の声です。 - 広島で行われたローマ法王歓迎の集いにて
 崇高なる文化に出会いました。 - 昭和天皇との会見後、開口一番で
 多くの者はこのようなことで苦しんでいるのです。見せなさい。私も彼らと同じだということを。これが人間の姿だ。 - パーキンソン病などで肉体の衰えで口から出るヨダレを側近が隠そうとしたときに

リングから見た日本人の品格 by アブドーラ・ザ・ブッチャー
 日本のプロレスで悪役として活躍する人から品格について語られるとはおもしろい。もうすでにタイトルと人選だけで一本取られた。エルボードロップを叩き込んで相手から3カウントを取り、レフェリーが手を取ろうとすると、フィニッシュを決めた自分は死んでいる、ていうのが夢らしい。かっこよすぎだろ。