2007年6月21日木曜日

見た目は予選というお話

「恋愛において、外見と言うのは高校野球で言えば地区予選に過ぎない。
 その人の内面こそが甲子園なのだ」

「つまり、内面を磨けと言うことですね!」

「違う。地区予選に勝たないと甲子園には出場できない、ということだ」
 これの出元ってどこなんですかね?恋愛において・・・というが、恋愛はウトイのでよくわかりませんが、これは別に恋愛だけじゃなくて何事もそういうもんじゃないですかね。そういう意味も含めると、よく言ったもんだなーと感心。
 「見た目」とは、カタログスペックであり、キャッチフレーズであり、パッケージ絵のかわいいねーちゃんであり、抱き合ってる美男子であり、価格.com上の評判であり、2ちゃんで話題に上がってる数であり、と。まず手にとってもらってナンボ。買ってもらってナンボってところがあるだろう。
 「買わせれば勝ち」なところがコンシューマーなところはまだ強い気がするが。「使ってもらってからが勝負の人間」と、「買う買わせるが勝負の人間」とベクトルが合わないのをあわせるのが「お試し後購入」やら「気に入らなかったら返品OK」といったシステムだろうな。そしてこれが不都合だ、と思うのはロクな商売してるとは言えるか言えないかの判断か?
 しかしまぁ、芸を見せる系はそうでもないか・・・。そういうもの、は、そういうもの、だからな。映画つまんなかったので返金を求める、CDの収録曲がクソだったので返金を求める、借りたAVの女優の顔がパッケージと全然違うので返金を求める、エロゲが実用度低すぎたので返金を求める、とか無いだろうしな。そう考えると、料金後払いで芸をやった松本人志氏なんかは画期的なのか。
 まぁ、何が言いたいかというと、なかなか俺/みんなの予選突破するもの少ないなぁということ。そもそもかっこいいとも思ってもいない格闘ゲームを「はやってるから」といってやっても/やらせても本人にとってはつまんないの確定だし、エロイ/かわいい/萌えーとも思っていないエロゲイを「はやってるから」といって、やっても/やらせても本人にとってはつまんないの確定だし、RTSを・・・以下略。